心臓カテーテル の基礎⑤ イメージングモダリティ(IVUS,OCT/OFDI,CAS)

lifehack

心臓カテーテル の基礎。第5回目です。超基礎です。

前回まではこちら

イメージングモダリティとは

イメージングモダリティとは、循環器内科領域ではIVUS、OCT/OFDI、CASといった画像診断装置の事すべてを指します。

臨床では、単にイメージングとよぶことが多いです。

IVUS とは

IVUS{intravascular ultrasound:血管内超音波(検査)。あいばす}は、血管に超音波振動子を挿入し、内側から病変性状や血管性状をエコー検査する機械です。

日本では、治療においてなくてはならない装置であり、PCIではIVUSを使わずに治療することはほとんどなくなっています。EVTで使われることも多くなっています。

OCT/OFDI

OCT(Optical Coherence Tomography:光干渉断層法。おーしーてぃー)は、近赤外線(1300nm付近)の光を発振し、血管内側から病変性状や血管性状を検査する機械です。Abbott社
OFDI(Optical Frequency Domain Imaging:光干渉断層診断。おーえふでぃーあい)もほぼ同様の原理ですが、後発品のため使い勝手は改良されています。テルモ社

近頃は、石灰化の厚みを計測できることや、病変の性状が診断できるという利点から使用頻度が高くなってきていますが、現状では血球成分を除去しなければ、明確に記録できない(IVUSのようにライブでその場所を診断できない)不便さから毛嫌いされている側面もあります。

時間領域OCT(TD-OCT)が第1世代周波数領域OCT(FD-OCT)が第2世代です。今は第2世代が使用されています。

CAS

CAS(Coronary Angioscopy:血管内視鏡)は、直接血管内を肉眼で確認することができる機械です。

これは、カメラと同じなので、断面図ではなく奥行きをみることができる利点があります。また、色や、形態を肉眼で評価が可能です。画素数は3000画素程度でしたが48万画素といった高画素内視鏡も開発されています。一応、IVUS、OCTに次ぐイメージングモダリティとして期待されています。

しかし、これはOCTより使い勝手が悪く、血液を除去する必要があります。

CASという略語はcarotid artery stenting:頸動脈ステント留置術のことを指し、こちらの方が一般的であるため血管内視鏡やAngioscopyと呼ぶことが多い印象です。

世界初!イメージセンサー先端搭載 次世代血管内視鏡カテーテルを開発 | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan
国立大学法人 大阪大学とパナソニック株式会社は、2013年より産学医工連携による血管内観察用医療機器の開発に着手し、このたび、直径1.8mmでありながら約48万画素相当の高画質で血管内における前方視を可能にする、世界初の“イメージセンサー先端搭載型血管内視鏡カテーテル”の実用化に成功しました。

まとめ

機器解像度撮影法カテのフラッシュプルバックスピード
IVUS100-150μm除去必要なし必要0.5~9.0mm/s,手動
OCT/OFDI10-15μm血球除去必要/必要なし20~40mm/s
CAS48万画素(アナログテレビくらい)血液除去必要なし手動

それぞれの詳細は今度

実はNIRSなんてやつや、IVUS-OCTという同時に記録できるやつも開発中みたいです

参考文献

コメント

タイトルとURLをコピーしました