心臓カテーテル の基礎④Cアームの角度、 ルーチンビュー とは。

lifehack

本日は ルーチンビュー についてです。

前回までのおさらいはこちらから

Cアームとは

CアームとはCの形をしたX線透視診断装置の総称。Cの形をしたアームだからCアーム。

これもCアームがついた外科用X線TVシステム

(画像引用元:島津ホームページ:https://www.med.shimadzu.co.jp/products/x-ray/06/)

いわゆるアンギオ装置(昔のなごりでシネ装置ということもあります)ですが、これもCアーム。島津さん度々すみません、指摘されたら引用やめます。(https://www.med.shimadzu.co.jp/products/x-ray/01/index.html)

ということで、Cアームってのは装置のCの部分を呼ぶわけです。臨床だと、parking potionから寝台側に装置を移動させることを「Cアームいれて」、「管球いれて」、「透視入れて」なんて言われることもあります。

Angio画像を見ている方向

そもそも、X線は管球側(Cでいう下側の出っ張り部分)からFPD(Cでいう上側の出っ張り部分)方向へでているので、イメージ的に管球側から影絵のようにみていると思ってしまいますが、実際にはFPD側からみています(画像の下側のイメージ、黒い四角内が目からみた見え方)。

角度

角度は全部患者様を基準にFPD{(lat panel detector:平面検出器)。昔は蛍光増倍管だったので(image intensifier: I.I.=>アイアイ)なんて呼ばれてました。}がどの方向にあるのか、どちらから見ている画像になるのか、ということで決められています。

4方向に大別される

その方向は大きく4つです。

LAO(left anterior oblique:左前斜位)
RAO(Right anterior oblique:右前斜位)
Cranial(頭側)
Caudal(尾側)

これらを組み合わせて実臨床では使用します。

みてお分かりの通り、患者様からみて左が左、右が右です。

LAO30°Cra30°と角度を表記しエルクラさんじゅうさんじゅうといったりエルエーオーさんじゅうクラニアルさんじゅうといったりします。

特殊(特殊ってほどでもない)な角度

これに加えて特殊な角度が2つあります。

AP(Anterior Posterior:前後)
LL(Left Lateral:左側面)

APとは

APはLAOでもRAOでもない時に使用されます。

APCranialLAOにもRAOにも振らずにそのままCranialに振ることを指します。これはStraight Cranialとも言われストクラと言われることもあります。

反対にCaudal側にのみ振ることもAPCaudalStraight Caudalと言います。

またLAO、RAO、Cranial、Caudalどれにも振らないこと正面や、AP viewと呼びます。

LLとは

LLはLAO90°のことを指します。真Lateral(マラテ)なんていうこともあります。

ではRLはないのか?という疑問になりますが、心臓カテーテル領域ではほとんど使用しません。LLとRLは画像が反転して見えるだけだからです。

ルーチンビュー

ルーチンで(いつも)振る角度のことを指します。

これは病院や、設備によって異なります。

左冠動脈(Left Coronary Artery:LCA)の造影の場合

R30Cau30、R30Cra30、L30Cra30、L30Cau30

と言ったように心臓を一周するように取ることが多いです。

バイプレーンの場合メーカーによりCアーム同士が干渉してしまい、30°に触れないことがあるため、微妙に異なります。

右冠動脈(Right Coronary Artery:RCA)の造影の場合

LAO、RAOは間違いなく撮影しますが、角度が40-50と施設によりことなります。またLCra系も撮影します。

LLを撮影する施設もありますが、放射線被曝量の観点からおすすめはしません。

なぜその角度なのか

なぜその角度から撮影するのかという話は、すごく長くなるので後日それだけについて書きます。

まとめ

  • CアームはCの形をしてる部分のこと。
  • Angio画像はFPD側からみている。
  • 角度は大きく4つ。
  • 特殊なのが2つ。
  • ルーチンビューは施設による。
  • 角度のコアな話はまた今度。

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