台振り のコツ① アイソセンターとその練習法

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台振りとは

台振り とはカテーテル寝台の操作、Cアームの操作全般を言います。

台振りはパンニング(Panning)フレーミング(framing)と呼ばれますが、実際どちらが正しいかというと、

https://ja.wikipedia.org/wiki/パン_(撮影技法)

パンニングは台を動かす操作全般の技法を呼び、心臓や対象物を画面内にいれる技術をフレーミングと呼ぶようです。つまりどっちも正しいし意味は通じるってことでしょう。関東はパンニング関西はフレーミングということが多い印象です。

バルサルバくん
バルサルバくん

個人的に生まれはフレーミングだったので、フレーミングと今後表記していくバル

アイソセンターとは

さて、フレーミングにおいて大切なのが「アイソセンター(isocenter)」です。

https://kotobank.jp/word/アイソセンター-1738451

放射線がもっとも集中する(照射中心)ところとされています。これはCアームの回転中心を指します。

Cアームはそもそもアイソセンターを中心とし、球状に動きます。

逆説的に心臓をそこにあわせておけば、どの角度に振っても心臓が画面内に収まっているはずです。

これはバイプレーン(Cアームを2つ使用)での場合は、アイソセンターをあわせないと両方の画面上に合わせることは不可能です。

一方シングルプレーン(Cアームを1つ使用)での場合、アイソセンターに合わせなくても画面内に入れることが可能です。

これが非常に厄介です。世の中アイソセンターを知らずに使用している施設が多いのは、シングルプレーンの施設が多いということと、医師がフレーミングをしている施設が多いからです。

では、画面内に収まっているのにアイソセンターがなぜ必要なのでしょうか。

アイソセンターに対象をあわせる理由

・アイソセンターに対象があっていないと角度を降るたびに台を動かす必要がある。

・対象物の大きさが動かすたびに異なってしまう。

・装置で表示される線量はアイソセンターに対象があることを想定している。

カテ台酔い

前述の通りアイソセンターに対象があっていないと、角度を変えるために画面からずれてしまいます。

それを調整するため台を動かすと、非常に患者様は浮遊感を感じて気持ち悪くなります。

実際にのって動かしてみてもらいましょう。よく分かると思います。

手技への影響

慢性完全閉塞性病変(Chronic Total Occlusion:CTO)では、違う角度に振り分けて治療をすすめていきますが、角度を変えて元の角度に戻したとき画像が微妙に違っていたら大変やりづらいです。

被爆の影響

装置で表示される線量は、アイソセンターから15cm下(管球側)を基準点(インターベンショナル基準点:Interventional Reference Point:IRP)とし算出されているため、アイソセンターに対象がない場合実際の値と大きく異なることがある

これに関しては補正の式や、メーカーによってはリアルタイムである程度算出してくれるものもあるようです

アイソセンターの合わせ方

さてアイソセンターの合わせ方ですが、バイプレーンは簡単です。正面(Frontal)に対象をあわせて、動かないようにし側面(Lateral)が入ってくるようにするだけです。

RAOを動かさないようにしてLAOを合わせる練習

これを素早く合わせられるように練習することで習得できます。

シングルプレーンはこうも簡単にいきません。実際にあってるか確認するには角度を振ってずれるかどうかを確認する必要があるからです。

実際に合わせるときに楽なのは、LAOであわせてRAOに振ってみる方法です。RAOに振ったときに画面右側にずれていた場合、台を自分側に引いて台を下げる、左側にずれている場合、台を押して上げるようにすると合わせることができます。

バイプレーンで想像すると簡単です。二つの照射範囲がクロスしている場所がアイソセンターです。片方をあわせるので、片方は照射線上にあるはずです。この線上で、あっていない片方の線上に合う部分まで動かすには、LAOで合わせている場合は押して上げるか、引いて下げるの2択。

反対にRAOで合わせている場合は押して下げるか、引いて上げるかの2択です。

コツは患者様を見ずに、画面をみることです。

しかし、残念ながら頭で考えていては遅いので、身体でなれましょう。

まとめ

  • 台振りはパンニングかフレーミングと呼ぶ
  • アイソセンターってめっちゃ大事
  • 合わせ方は以外と簡単だけど、考えずに動かせるくらいにならないと使い物にならない

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