Perfusionist の趣味としてネイチャーアクアリウムがオススメの理由

lifehack

本日は、臨床を離れているようで臨床のお話。 Perfusionist について

Perfusionistとは

Perfusionist (ぱーふゅーじょにすと)とは、人工心肺を管理する人を指します。

Perfusionist - Wikipedia

臨床において、Clinical Engineer:CEや臨床工学技士として呼ぶと結局なにを生業としているかわからないので、

臨床工学技士です、よろしく。

バルサルバくん
バルサルバくん

専門はなにを?

あー人工心肺を中心にやってます。

こういう二度手間感があるのですが、Perfusionist といえば

Perfusionist です、よろしく。

バルサルバくん
バルサルバくん

バル。

で、終わるわけです。

これ以外メリットを感じたことがないので、まぁどっちでも良いと個人的に思っていますが、人工心肺だけをやっている人からしたらとても大切な言葉なんだと思います。

なんとなく、呼び名的にもPerfusionist のがかっこいいですし、海外の人と話すときはそっちの方が説明が楽です。海外の人はCEなんてしらないので。

ネイチャーアクアリウムとは

打って変わってネイチャーアクアリウムについてですが、

ネイチャーアクアリウムとは

水草を育てることで水槽の中に良好な環境をつくり、さらに魚やエビなどの生き物を一緒に育てることで自然の生態系を再現するネイチャーアクアリウム。それは自然の美しさと調和のとれた環境が融合して作られる独自の世界。

ADA:https://www.adana.co.jp/jp/contents/nature_aquarium/index.html

と言われています。いまいちピンとこないと思いますが、そもそも、アクアリウムは水槽のことを指します。それに加えて自然、ネイチャーなわけです。

AQUA SHOP WASABI様より画像引用:http://aqua-wasabi.com/na/na_works/works_na/na_003/

人工心肺とネイチャーアクアリウム

この2つは一見関係なさそうですが、意外と重なる部分があるんです。

Phを管理する

人工心肺で術中Phの変動に対してなにをするかというと、重炭酸ナトリウム(メイロン)を投与したり、ガス流量を変動させます。

アクアリウムでも、Ph管理は重要です。水草ごとに適正Phがことなりますが、これを調整するために、こちらは二酸化炭素を投与したり、エアレーションを行いCO2を飛ばしたりします。

水温を管理する。

人工心肺では、水温を管理するため冷温水槽にて熱交換機にて温度管理を行います。目標体温によりことなりますが、36-28°程度ですかね。

アクアリウムでも同様です、水温を一定にしないと、水草の成長や、生体にも影響があります。

DO2(酸素運搬量)を管理する。

人工心肺では、DO2(Oxygen Delivery)を考慮した酸素管理を行います。またVCO2(carbon dioxide output:二酸化炭素生産量)も考慮し管理するGDP(Goal Directed Perfusion:目標指向型体外循環管理)が重要とされてきた背景があります。

これに関してはRanucci先生の論文を読みましょう

Anaerobic metabolism during cardiopulmonary bypass: predictive value of carbon dioxide derived parameters - PubMed
Carbon dioxide derived parameters are representative of hyperlactatemia during CPB, as a result of the carbon dioxide produced under anaerobic conditions throug...

アクアリウムでも、水槽内の酸素需要を考え酸素加(エアレーション)を行います。

経時的管理

人工心肺は,ポンプオンに気を使い、安定してしまうと比較的に問題が起こらず症例が進み、ウィーニングに合わせまた気を使う必要があります。よく飛行機の操縦に例えられますが、そのとおりです。図でイメージするならバスタブカーブ

Knowledge Makers様から画像引用:https://knowledge-makers.com/bathtub-curve/

アクアリウムでもこれは全く一緒で、立ち上げが非常に難しいです。立ち上げで失敗して腐海の森や白濁り地獄になります。

生命に直結する

人工心肺は言わずもがなです。

アクアリウムも生体がいるので当たり前です。

これに関しては熱帯魚と同等に扱うなんてと、賛否あるいは否否がありそうですが、アクアリスト(アクアリウムを生業とする方々)からしたら、生体は自分の子供のようなものです。

まとめ

人工心肺は短期的な管理で、非常に責任が重いです。しかし、これらはしっかりとした数値、今の状態がモニターできるため、対応すべき内容は明確です。

アクアリウムの場合長期的な管理が必要です。これらは高精度で定量的モニターは少なく、水槽の色や匂い、生体の様子、水草の色や、育ち方など細かいところに注目しながら管理していきます。

以上のことから、アクアリウムの管理をすることで、人工心肺管理の理解を深められますし、人工心肺の管理でアクアリウム管理の理解を深めることができます。

そういった意味で、趣味をお探し中のかたにはアクアリウムをオススメしています。

ちなみに、人工心肺に関してはこの本にほとんどのってます。学生のころはこれを読んで勉強しました。

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