EnSite Velocity™とは
EnSite Velocity™通称エンサイトは心臓カテーテル焼灼術(心臓カテーテルアブレーション)の治療でなくてはならない、3D Mapping systemの一つです。
近年の心臓カテーテル術の成功率と安全性を向上させた立役者と言っても過言ではない存在です。
抵抗値と、磁界の2つをモニタリングし微細な変化にて心臓を仮想構築し、カテーテルの位置を3次元的にナビゲーション可能とするシステムですが、簡単に言えばGPSみたいなものです。
また心腔内電位をマッピングできることもメリットです。
オープンプラットフォームを採用しており、どんなメーカーのものでも、制限なく使えるのが大きな売りの一つです。本当に多機能ですが、多機能なわりにかゆいところに手が届かないので有名です。
その一つとして、症例中の画面録画ができない。(AutoMarkがついているところをあとから動画出力できない)ということが挙げられます。
スクリーンキャプチャの手段
以前、記事にしたこちらの方法を今回も試します。
実際にためそうとするとEnSiteにはHDMI出力がないです。
出力端子を確認するとどうやらDisplayPortしかないようです。
そこで、前回のキャプチャーカードに組み合わせて使用できるように
こちらを追加購入しました。
さて前回の手順でつかってみます。
遅延がすごくて使いものにならない!!!
これでは、症例中はもちろん、症例後TURBO mapの映像をキャプチャーすることもままなりません。パソコンのスペック(MBAearly2014)が悪いからかもしれませんが、少なからずキャプチャーカードも影響してそうです。
一応がんばればこれぐらいはキャプチャできます。
症例中での使用方法
さて、ままならないことがわかりましたが、これでは使いたいのに使えません。やはり、良いPC、そして良いキャプチャーカードを買うべきです。
改善策①:パススルー対応のキャプチャーカードにする。
とても高価なやつにするか、謎のチャイナメーカーにかけてみるかの二択です。
パススルーとは、入力をそのまま出力するだけのポートがあるのとほぼ同じです。実質ケーブルと変わらない機能だと思ってください。なので、症例に使用する画面はパススルーの方で出力して、画面のキャプチャーをPCでする。
改善策②:良いPCにする。具体的に高価なキャプチャーボードの要件は
・CPU:Intel® Core™ i7-4810MQ 以上
・グラフィックボード:NVIDIA® GeForce® GTX 870M 以上
・メインメモリ:4GB RAM(8GB RAM もしくはそれ以上推奨)
・OS:windows
となっていますのでこの程度は必要かと。ただ、4K画像とかではないので、もう少し低くても良いかもしれません。注意点としてMacは使えないようです。
Macで使えるのはこちら
やはり高価ですね。
動画を丸々キャプチャーする必要はないので、今のラグいままで行きたいとおもいます。
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