ペースメーカーをなぜレントゲンで?
臨床で働くと、必ずしもメーカーがわかった状態でチェックを行うことばかりではありません。
![せんせー](https://i0.wp.com/clinical-lifehack-engineer.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/doctor.png?w=1256&ssl=1)
CPA(cardiopulmonary arrest:心肺停止状態)で運ばれてきた患者さんペースメーカー入ってるらしいけど、道端で倒れてて身元も機種もわからん!チェックしてみて。
![せんせー](https://i0.wp.com/clinical-lifehack-engineer.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/doctor.png?w=1256&ssl=1)
なんや胸痛くて外来にきた旅行中の人、レントゲンとったらペースメーカー入ってるみたい、手帳も紹介状も無いからペースメーカーの詳細わからないけどチェックしてみて。
こんなこと急性期ならよくあります。
プログラマーのイケてないところは、ワンドをあてて違うメーカーのものだとイントロゲートができないだけで、どこのメーカーだよって教えてくれないところです(当たり前)
そこで、すべてのプログラマーを当てて試すことや、一番シェア率の高いやつを持っていくとか方法をとったりしますが、だいたいどんなときも撮っているであろうレントゲンをみて判断できれば最高です。
レントゲンで見分けられるの?
メーカー内の機種の特定は慣れないと難しいかもしれませんが、メーカーを特定することは比較的簡単です。
今回はAbbottのレントゲンを紹介します。
ASSURITY・ZENEX
![](https://i0.wp.com/clinical-lifehack-engineer.com/wp-content/uploads/2021/09/ASSURITY-MRI-2272-1.png?resize=413%2C387&ssl=1)
Abbottはボタン電池?のような部品が特徴的です。これはワンドでの通信に使用するコイルです。
リードに対して垂直に基盤がでています。
Canの下部急峻なカーブをしています。
ちなみにAssurityはAbbottの販売(メイド イン プエルトリコ)
ZENEXは日本光電の販売です。(メイド イン マレーシア)
名称が違うけど中身は一緒。
Zephyr
![](https://i0.wp.com/clinical-lifehack-engineer.com/wp-content/uploads/2021/09/Zephyr.png?resize=410%2C399&ssl=1)
Can形状が特徴的。
ボタン電池っぽいコイルも健在です。
引き続きボストンです。
コメント